「フリータ家を買う」ならぬ「フリーランサー、マイスタジオつき家を建てる」です。

◇この記事は住宅ローン審査通過のための日々を記事にしてみました。

人生で一番高い買い物と言われる家。お金のハードルも高かった!

家を建てるにあたり、現金一括払いの方はそういないのではないでしょうか。
例に漏れず私も住宅ローンを借り入れてということになりましたが、フリーの音楽家すなわち自営業には「住宅ローン」は非常に高いハードルでした!

確定申告でミスった

自営業の場合、確定申告をする事で年収を確定します。

当方は2014年から結婚を機に青色申告に挑戦していました。

2016年1月。そこそこ売上も上がったので、ローン審査にも出せるかなぁ。とマイホーム購入にむけ動き出したのです。
まずハウスメーカーさんに行ってみました。
地下室で定評のあるフローレンスガーデンさんです。
年収聞かれます。自己資金聞かれます。家族構成聞かれます。

2016年2月。2015年分の収入金額が400万円を超えたのでローン審査もそれなりにイケるかと思って意気揚々と確定申告。がしかしローンの仮審査にも通らず!それもあたりまえ。ローン審査で見る項目は収入金額ではなく経費などを差し引いた所得金額だったのです。
初歩の初歩でつまずきました(笑)

ローンが組めないのが判明したのでマイホーム計画を一旦ストップ。一年間の勉強期間とすることにしました。

わかったこと
・ 収入金額ではなく所得金額で審査するらしい。
・地下1階地上2階建の建物で大体3000万円くらい。
・ローン審査が通った時のために、土地探し、不動産の動向を見ておくと良い。

フィナンシャルプランナーに相談してみた。

ローンについてかなり調べました。書籍、ネットなどさまざまです。が、本当にあってるのかわからず、ローンを借りれたとしても本当に先々やっていけるのか…。税金なども心配です。土地探しも同じような土地をいろいろなサイトで見るだけの日々が続きました。
土地を探すのも正直疲れます。

そこでフィナンシャルプランナーさんにいろいろと相談してみようと考えました。

見込みの収入金額を計算
ライフイベントシュミレーション
保険の見直し
イデコの導入

フラット35でのローン審査は基本的に一年分をみるとのことだったので、一年間でローン審査対策をすることにしました。
所得金額が500万で借入金額が5000万円との事でした。税金を払い過ぎる分にはなにも言われないとの事でした。
前年度確定申告の後に、大きな仕事が決まったので経費計算である程度あたりはつけられそうです。
また、所得を500万円にした時の翌年の市都民税なども約60万円ほどと計算してもらいました。

これで目標が決まりましたので、土地探しなどもゆっくりのんびりやることにしました。
結局誰かに相談したかったんですね。
あとは働きまくって稼ぐのみ!

いよいよ確定申告

年末にはおよそ帳簿も完成。年明けを待って確定申告の期間を待ちます。
近所に良さげな土地がちらほら出てきていたので京王不動産さんに話を聞きに行ってみました。ローン審査が心配だと伝えたら金融機関に話を聞いてみましょうとの事。
前年度分の確定申告書控えと確定申告予定の控えを持参で面談しました。フラット35を専門で扱っている金融機関のアルヒさんです。

アルヒさんの見解
「音楽家の方が地下室作ったら、そこ音楽室にして仕事場にするでしょ」って言われました。 所得金額がもっと上がっても融資はできないとの事。

住宅ローンでも住宅部分が50%以上なら大丈夫なはず。1フロア分が地下室だから1/3じゃねえのかよ…。
と、一年間の努力は無駄になってしまうのかという徒労感がハンパないって。

そこでフローレンスガーデンさんの営業の方に相談しました。

ハウスメーカーの営業さんは返済が厳しい借入金額でも、契約をとりたいのでなんとか通そうとする傾向があるらしく、ハウスメーカーの営業さんには相談しないほうがいい。という情報もありましたが私はあえて相談しました。

自分で調べるにしてもネットで検索して資料請求して問い合わせして他行と比較して…と出来るかもしれないですが、そもそも何が良いのかわからない。それより場数も多く踏んでいるハウスメーカーの営業さんが馴染みの金融機関に話を進めてくれた方がうまく借入までたどり着けると踏んだわけです。
「なんとかローン審査を通そう」とする習性も私にとっては好都合です。

「自営業」フリー音楽家のローン借り入れ

最終的に優良住宅ローンさんのフラット35で5000万円を借入できました。
ローン審査の通過理由は、売上額が順調に伸びているから。だそうです。結局三年分みてるのかな。
自分で勉強したローンの知識も役に立ちました。
言われた通りに手続きしてたら、5400万ローンになるところでした。無理のない返済を目指し借り入れ金額を調整できたのはよかったです。
ちなみにフラット35は建物が出来上がって初めて融資されるので、土地契約や建築工事費用などのお金を借り入れでまかなうため「つなぎ融資」を利用しました。土地契約、建築開始から引き渡しまでの約6ヶ月利用し、手数料などかかりました。

細かな金額などは別記事でまとめようと思います。